参議院財政金融委員会の視察で、埼玉県を訪問しました。
 
午前中は金融機関、中小企業団体の代表者の皆様との意見交換。
 
景況の違いが、地域や企業規模間で色濃くなってきていること、中小企業の実感として、景気回復の兆しは感じられず、景気対策に力を入れて欲しい旨の話を多くいただきました。
また、具体策であるプレミアム商品券についての懸念も、現場の実態を踏まえた貴重なご意見をうかがうことができました。
 
午後は現場視察で、住田光学ガラスと日銀戸田分館の2ヶ所を訪問しました。
 
住田光学ガラスは会社規模こそ大きくありませんが、光ファイバーの技術力の高さから、医療機器・内視鏡で世界トップレベルの会社として、海外とも多くの取引があります。情報を聞き付けて、海外からやって来ることもあるということでした。
日銀戸田分館は日銀と市中の橋渡し役で、新札と使用済札の交換も行っています。
現金の取扱いはフルオートメーション化され、機械で判別不能な部分のみ人の力に頼っているとのことでした。効率的な作業によってニセ札発見や、ニセ札が出回ることの未然防止に繋げています。
 
共に高い技術力をベースに、医療や犯罪防止などに付加価値を提供している例。成長戦略の種はまだまだあり、今後の政策に活かしていきたいと思いました。