11月6日、台風、豪雨の被害を受けた福島県のいわき市にある二つの企業を視察しました。
　
一つ目はスーパーマーケット。
浸水の影響で、商品のみならず、冷凍・冷蔵機などにも被害が出たということで、一部のスペースを使った仮店舗で営業の状態でした。
もう一つの企業は、電気機械器具を製造する企業。同じく浸水の影響で、生産設備・電機設備ともに使用不能となり、ようやく生産開始に漕ぎつけた状況でした。
　
長らく水害に見舞われたことがない地域だったようですが、いずれの経営者の方も、これからは毎年災害が発生するかもしれない、という覚悟で今後に備えていかなければならないと考えておられたことが、印象的でした。
　
アラームが出されても具体的にどのように行動すれば良いかがわからない、震災の時に建てられた災害復興住宅が空いていても目的が異なるということで使えない、河川はもとより、浄水場の災害に対する脆さが露呈した、災害への予防と対応についてのコンサルティング機能が弱い、どれほどの支援を受けることができるかがわからないと今後どう対応するかの判断ができない、等々の現場での困り事にどう応えていくか？
地方、国としての課題は山積しており、一日も早い復興に向けて国会で活動していきたいと思います。