2019/01/24
【議員活動】厚生労働委員会 閉会中審査
参議院の厚生労働委員会で、閉会中ながら、連日報道されている「毎月勤労統計調査」を巡る政府の不祥事に関して質疑に立ちました。
現代でも、統計が歪むと政策が歪む、統計が乱れると国も乱れるとも言われる中、それを軽んじる愚挙が厚生労働省でありました。冒頭いそざきからは、日本が近代国会を建設していく上で、統計は明治期より福沢諭吉や大隈重信がその重要性を説いてきたことを紹介し、その重要性を問いました。
前日に報告書を出した厚生労働大臣の下の第三者委員会である「特別監察委員会」について、構成員の経歴などを確認しながら、委員会の独立性について疑問を呈しました。
同委員会の目的についても、事実や責任の所在を明確にすることになっているものの、報告書には問題の原因、動機、再発防止などについて具体的に明記されていない旨を指摘。
また、世の中に情報を公開するために設置されたはずの特別監察委員会が、非公開で開催されてきたことについても触れながら、同委員会に対する不可解な点を列挙しました。
統計法を所管している総務省に対しても、今回の特別監察委員会の報告書をしっかりチェックして、再発防止に取り組むように要請。
政府側は、統計の重要性は認めながらも、曖昧な答弁に終始しました。最後にいそざきから、専門性、知識を活かしながらガバナンスも高めていくために、統計業務を一括して扱う部局の設置を提言し、質問を終えました。