参議院経済産業委員会で、今国会3回目となる視察で埼玉県にある中小企業を訪問。
 
「株式会社井口一世」は社長の名前が会社名。バイタリティー溢れる社長のもと、「なんとかなる」を合い言葉に、金型レス加工、切削レス加工にて業績を拡大。
金属加工の会社で、女性が多く、文系の方が多いことに驚かされました。社長の「素人だから専門家がやらない事を出来る。そこからまた学ぶ」というコメントが印象的でした。
 
続いて「（株）industria」を視察。下請け部品加工会社から、世界一の性能をもつ油のフィルターレス浄化システム開発に至るまでのストーリーを伺いました。
今やトヨタ、日産を始めとする多くの生産工場とも取り引きがあり、社長の言う「技術力ある職人集団」がピッタリの会社です。
 
共通していたのは、近隣の企業と連携することで、自社だけでは出来ない付加価値ある製品を生み出していること。中小企業の多い日本だからこそ、こうしたビジネスモデルを参考にし、行政としての役割が効果的に発揮できる施策を検討していかなければならないと、改めて認識させられました。