3月6日の参議院予算委員会で、質疑の一部として取り上げた「毎月勤労統計」の不正問題について、参議院厚生労働委員会で追加の質疑を行ないました。
　
この問題の質疑にあたってのいそざきの思いは、再発防止のためには、徹底した原因究明が不可欠であるということ。
　
厚生労働省が第三者委員会と位置づけている「特別監察委員会」が２度に亙って提出した報告書について、統計に詳しい真の第三者である「総務省統計委員会」、「日本統計学会」、「経済統計学会」、また、「第三者委員会報告書格付け委員会」が、その内容に対して厳しい評価を下しており、いそざきからは、問題が起きた真の原因を突き止めるための再調査を求めました。
更に、「日本統計学会」が3月中に立ち上げる予定の再発防止策を検討するための委員会に対して、厚生労働省として協力すべきであることを求めました。
　
しかしながら、根本厚生労働大臣の答弁は専ら否定的であり、「特別監察委員会」の報告書に記載されている内容に沿って、再発防止の徹底に務めるということを繰り返すだけでした。
　
質問に対して端的な答えが返ってこなかったことから、いそざきとしては珍しく、少し声を荒げてしまう場面も。
統計が歪むと政策が歪む、統計が乱れると国も乱れる、という事の重要性を受け止める姿勢が見られず、また、「なぜ？なぜ？」を繰り返して真因を究明し、有効な対策を立案、実行して再発防止に努めようとの姿勢も見られないことが明らかになりました。