参議院厚生労働委員会で「女性活躍推進法等改正案」について質疑に立ちました。
いそざきにとっては、本会議を含め、同じ議題で３回目の質問となりました。
　
冒頭、いそざきからは、法律の縦割りの問題により、各ハラスメントを個別にしか規定できない現状を改め、最終的にはハラスメントそのものを禁止する規定の必要性を訴えました。
根本厚生労働大臣には、ハラスメントで自ら命を落としてしまうケースさえあり、命を守るという観点からも対策が必要であるとのいそざきの認識を共有してもらえたものの、ハラスメント行為そのものを規制することへの前向きな答弁はありませんでした。
　
その後の質疑では、以下のことを確認しました。
○「労働者」には当たらないフリーランスの方々は原則的にハラスメント対策の対象に含まれないこと。但し、企業に示すハラスメント指針の中には、フリーランスを始め、就活生、研修生といった方々にも配慮すべきことを検討していること
○パワハラには、上司から部下だけでなく、同僚間や部下から上司に対するものも含まれうること
○パワハラの要件となる「就業関係を害すること」の基準となる「平均的な労働者の感じ方」は曖昧な表現である一方、意味に幅があること
　
その他、この日までに確認してきたことも含め、同改正案では、ハラスメントを受けた多くの働く方を助けられないことが明らかとなり、ハラスメント行為そのものを禁止する規定を設けるべきという冒頭の主張に帰結しました。